前回、壺ライターの山本さんがネットショップのコンバージョン率アップという
記事を書かれていたので、今回はさらにその中で書かれていた「ユーザー視点」に焦点をあてていきたいとおもいます!
と、その前に・・・
私はエルゴノミクスデザインがとても好きなんです。
自宅の作業用の椅子もエルゴノミクスですし、
愛用のマウスもエルゴノミクスのものにしているくらい
めちゃくちゃエルゴノミクスデザインが大好きなんです。
なぜそんな好きかというと、一線を画したデザインもさることながら、
とても手になじみやすく、くせになって手放せなくなっちゃうからです。
エルゴノミクスって言葉もなんかかっこいいですよね。
エルゴノミクスデザインとは?”
今では聞きなれた言葉かもしれませんが、初耳な方へ向けて補足です。
ざっくりいうと、人間のためを思って考えられたプロダクト・デザインのことです。手首に負担がかからないように、長時間座っていても疲れないように
などいろいろな角度から人間の快適さをサポートしてくれます。私も下の写真のマウスをつかって毎日仕事をしています。
※参考:人間工学(Wikipedia)
” 関連ワード:HCD(HumanCentralDesign:人間中心設計)
エルゴノミクスWEBデザイン
エルゴノミクスデザインのものは、人間が使いやすいようにデザインされているだけあって、手になじみやすく、とても使いやすいので、一度手にしたらもう戻れません。
WEBも同様、ユーザーの手になじむ、使いやすいデザインにして、より快適に回遊できるようにしてあげたいですよね。
人間(ユーザー)のためを考えて作ったWEBデザインなので、
「エルゴノミクスWEBデザイン」とでも呼びましょうか。(造語です)
客観的視点の限界
運営者の方でしたら、毎日のようにご自身のサイトを使っているため、
すでに手になじんでいるかと思います。
いわゆる”中の人”としての経験を積めば積むほど、運営サイトが手になじみ、
客観的な視点から改善点・修正点を見つけるのが難しくなってしまうものです。
ユーザー目線で考えようにも
「何が悪いかわからない!」
「もっとよくしたい!」
と、
大きな壁にあたってしまうときもあります。
客観的な視点からみようとしても、どうしても主観がのこってしまうため、限界がありますよね。
そんな時に活躍する方法が、ユーザビリティテストです。
ユーザビリティテストって?
ユーザビリティテストとは、目の前で実際にユーザーにサイトを回遊してもらい
その際に感じたことをそのまま声に出してもらうことで、
現在のサイトのユーザビリティを、まさに客観的に評価してもらう手法です。
実際にユーザビリティテストをおこなうと、
- 「こんなに迷うとは思わなかった」
- 「目立たせるつもりで大きくしていたバナーが、一回もクリックされなかった」
- 「良かれと思ってやったことに文句を言われてしまった」
- 「(ユーザーが当初)買おうとしたものと全然違うものを買っていってしまった」
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などの声があがることが多いです。
テストを行う際には、あらかじめユーザーがとるであろう動きを予測しておくとよいです。
「購入までの導線が見えているから、迷わないだろう」
「目立たせているから、最初にクリックするであろう」
などの行動予測を立て、実際の結果と照らし合わせることで、
ユーザーの意識との乖離を知ることができます。
そこまでいけばあとは改善するのみ!
改善とはいっても、実際にどうやって実施したらいいのさ?
最近では、モニターの手配から、アイトラッキング(視線の追跡)までを担う本格的なサービスも出てきています。
そういったサービスを使うもよし、気の知れた友達にモニターをしてもらうもよし。
「生の声」を聞いて、見えていなかった課題を見える形にすることからはじめましょう。
そうすることで改善の施策もより具体的になって行動しやすくなります。
これを繰り返し、エルゴノミクスWEBデザインによる快適な体験を提供していきましょう!