EC-CUBE×LINEでどこまでできるか

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近年、LINEと連携したWebサイトが増えてきました。
EC-CUBEの開発現場でも、クライアント様から次のような要件をいただきます。

・お客様へのサンクスメールやメルマガをLINEにしたい
・「LINEでログイン」ボタンを設置しワンクリックでログインさせたい
・支払方法にLINE Payを追加したい

上記は、簡単に導入できるプラグインもございますので、
本記事では、独自開発で作り込んだ事例をご紹介いたします。

(1). ECサイトを訪問型から接客型に(Webブラウザ⇒LINEチャット)

【開発費用: 500万/納期: 4カ月】

img01LINEは、普段皆様が、スマホアプリで行っているメッセージ送信のみでなくリッチメニュー(*1)やフレックスメッセージ(*2)を利用できます。
(*1) https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20180731-01/
(*2) https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2231

これにより、お客様はLINEメッセージとして商品検索や商品詳細の確認が可能になります。
お客様は、商品一覧ページ、商品詳細はWebブラウザではなくLINEで表示します。

利用フローイメージ
  • お客様は、LINEアプリを起動します。
  • 貴社の公式LINEと会話とスタートします。
  • お客様は、リッチメニューから商品一覧の呼び出しボタンをタップします
  • お客様のLINE画面に、商品一覧と金額を表示します(フレックスメッセージ)
  • お客様は、LINE上で、欲しい商品を選択しEC-CUBEのカートに追加します(APIで直接EC-CUBEのカート投入)
  • お客様は、LINE上で「カートを見る」ボタンを押下します
  • ここからは、EC-CUBEのWeb画面が開き、配送先と支払方法の指定画面へ遷移します

お客様は、ECサイトを巡回しているというよりは、
LINEで貴社の営業担当と直接チャットしている感覚で、ショッピングいただけます。
商品についてもっと詳しく知りたい場合、同じチャット画面でそのまま質問メッセージを入力できます。
また、定期的に再購入やメンテナンスが必要な商品は、購入者にたいしてチャットでフォローが可能です。

実績としまして、弊社は、ある浄水器の設置とそのカートリッジ販売サイトに導入いたしました。
取り扱う商材としましては、次の条件に合うものが向いているのではと思います

  • 商品数が少ないこと(検索機能はブラウザの方が使い勝手がよいため)
  • 高額商品であること(スタッフの接客コストがかかるため)
  • お客様は、一度の買い切りではなく長いお付き合いとなること(チャットで気軽にお客様と繋がる強みを活かすため)

(2). 小規模な物流倉庫でハンディターミナルの代わりにスマホLINE

【開発費用:100万/納期: 1カ月】

img02
物流倉庫では、受注した商品のピッキング済み、出荷済みといったステータス更新は、
商品バーコードをハンディターミナルで読み取り、そのデータをEC-CUBEに送信してるケースが多いかと思います。
(出荷作業者が、ピッと読みとると、EC-CUBEの受注ステータスが「配送済み」と更新)
しかし、小規模な物流倉庫や、店舗のバックヤードからの配送の場合、ハンディターミナルのシステムは導入せず、
出荷作業者は、EC-CUBEの管理画面をPCで開き、ステータスを更新しているケースが多いかと思います。
出荷作業現場から離れて、PCのある部屋に移動が必要でした。

img03そこで、注文番号をLINEで送信すると、その対象注文のステータスを「配送済み」に更新するシステムを構築しました。
出荷作業者は、PCを開くことなく、スマホとLINEのみでデータ更新が可能となります。

ECサイトEの運用において、LINEを上手く利用することで、お客様により丁寧な接客ができたり、業務効率がUPするケースをご紹介しました。
EC-CUBEは、ECサイト運営に必要な基本データを一式備えています。
そのデータへのアクセスは、ブラウザのみでなくLINEからも可能となりました。

貴社のビジネスにも応用できるヒントがあればと思います。

ライタープロフィール

高橋 守
高橋 守株式会社エム・エー・ディー
・2007-現在:(株)エム・エー・ディー
EC-CUBEをベースにした通販事業のビジネス構築やデジタル化を支援
中小企業診断士/JMAA認定M&Aアドバイザー

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