いざネットショップを始めようと思ってはみたけど、
「どこに出店すればいいのかわからない!」
「いろいろ種類があるみたいだけど違いがよくわからない!」
いきなり挫折感を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ネットショップを始める最初の悩みどころ、ショッピングカートの4種類をご紹介します。
ショッピングモール型
ショッピングモール型の代表は、ご存知の方も多いかと思いますが「楽天市場」や「ヤフーショッピング」「アマゾン」などです。
たくさんの店舗・商品があり、購入者にとっては実際のショッピングモールにいるような感覚で膨大な量の商品を比較ができるところが魅力です。
店舗側からみると、集客力がある事が大きなメリットとなります。
ただし、自由なカスタマイズが難しく似たようなデザインになりがちで、多くの店舗が集まっている事も手伝って、店舗や商品が埋もれたり価格競争に巻き込まれる事があります。
また、一部のショッピングカートを除き(※1)、月額固定費の他に売り上げに応じた利用料金等が発生します。
※1 2013年10月7日、ヤフーショッピングは初期費用・固定費用・売上ロイヤルティを無料にすると発表しました。
ASP型
ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダの略で、無料もしくは比較的低価格な月額費用でネットショップをレンタルするような形で持てることが特徴となります。
非常に多くのサービスが存在しているのもASP型の特徴で、有名なところでは、「メイクショップ」や「カラーミーショップ」、無料で始められるものとしては、「stores.jp」「BASE」などがあります。
メリットとしては、導入コストが安く出店のハードルが低いことがあげられます。また、個人の出店(CtoC)も可能なサービスが多くあります。
デメリットは、カスタマイズの自由度が低い、もしくは全く出来ないために、同じサービスを利用している店舗では同じようなデザインになってしまいます。
有償パッケージ型
パッケージとして最初から含まれている基本的な機能をベースとして、デザインや機能などをそれぞれの店舗に合うようにカスタマイズし構築・運営を行います。
「ecbeing」や「EC Direct」がこれにあたります。
大体のことはできてしまう、と言えるほど自由度が高く、基幹システムなど別のシステムとの連携も可能となります。
代わりに、構築費用が高額になりがちなのがデメリットとなり、中~大規模の店舗向けサービスと言えます。
オープンソース型
オープンソースとは、名前の通りソースコードが公開されており、それを元に自由にカスタマイズして構築が出来ます。
オープンソース自体はネットショップ以外にもたくさんありますが、ネットショップのオープンソースで代表的なものは、「EC-CUBE」や「osCommerce」、「Zen Cart」などがあります。
カスタマイズをしなくても基本的な機能は備わっており、そのままネットショップを始める事も可能ですが、店舗ごとに合わせた自由度の高い改修を行う事もできます。
有償パッケージとの違いは、ソースコードが公開されているため、自分でもカスタマイズが出来るという点で、自分で行えばその分導入費用を抑えることが出来ます。ただし、自分でカスタマイズを行う場合はプログラミングなど専門的な知識が必要となります。
専門的な知識が無い場合は、制作会社に依頼することもできます。
ここまで、ショピングカートの主な種類として4つご紹介しました。
それぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめた表が以下となります。
厳密にはもっと細かく分けられたり、ここでご紹介した以外にもサービスはたくさんあるのですが、まずはどのタイプが合っているのかを見極め、その中で数多くあるサービスを比較して頂ければと思います。
ライタープロフィール
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2009年株式会社ロックオン入社。
入社後、EC-CUBEをベースとした受託開発・ソリューション事業に従事。
2013年10月より現在のEC-CUBE運営チームにて、主にEC-CUBEのプロモーションを担当。
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