バージョン選び:EC-CUBE2.17系を使って制作する事もアリという話

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2020年も1ヶ月を切り、今年も終わりを迎えようとしていますが、今年はコロナウィルスの影響でビジネスもライフスタイルも大きな変化があったのではないでしょうか。EC-CUBEはよりセキュア&簡単&スピーディに立ち上げる事を優先したクラウド版と今まで通り独自性溢れたショップを構築できるオープンソース版の2軸での展開がより進んだ一年だったと思います。両軸の展開が進むことでより多くのニーズに応えられるサービスになってきているのは本当に素晴らしいことですね。

私たちのようなインテグレートパートナーにご相談いただくケースとしては、やはり引き続きオープンソース版での構築相談が多いです。その中で4系での構築相談が多くはあるのですが、2.17系についても質問を頂戴することがありますので、今回は2.17系について少し案内をしたいと思います。少しでもバージョン選びの参考になれば幸いです。

■ 2.17系はなぜリリースされたのか

2.17.0がリリースされたのは2019年10月です。2015年7月に3.00がリリースされ、2018年10月には4.00がリリースされたのですが、更にその後にリリースされたということになります。これは、EC-CUBE2.13ご利用ユーザーのアップデート先として最新のサーバ環境で動作するEC-CUBE2系のニーズが多くあったため、です。遅ればせながらも望まれて世に出されたのが2.17系、というわけですね。

■どんな案件にフィットしやすいのか。

では、2.17系はどんな案件にフィットしやすいのでしょうか。

アップデートが主目的である
アップデートを主目的とする場合、何かリニューアル後に大きく売上が伸びる仕掛けがありませんから、結果としてあまり予算が出ないケースが多いです。2系から4系へのアップデートの際には、カスタマイズしたプログラムは4系でもバグなく動くように多くの改良が必要とありますが、同じEC-CUBE2系から2.17系への移行は4系への移行よりも難易度は低く、工数も少なくなるため費用は抑えられる傾向にあります。

今利用している決済代行会社の決済モジュールが2.17にも対応している
忘れていけないのは決済です。リニューアルの場合、やはり現在利用している決済代行会社が2.17でもリリースされていると、導入する時間も費用も少なくなるため、2.17の利用をより検討しやすくなります。(リリースされていない場合、新たに決済代行会社を探して、交渉して、契約して、操作を理解する、時には運営フローを一部変更する手間がかかることになりますが、決済代行会社の変更は出来ます。)

本体アップデートを追従しない
本体開発が進んだり、他社サービスとの連携が積極的に展開されるのは現状4系であることは間違いないです。ですので、4系の最新版には新たな決済・新たなサービスとの連携がより容易に出来るようになります。本体アップデートを追従していく案件ではその恩恵を受ける事が出来ますが、そのような運用をしない場合、もっというとBtoBで流行の決済を取り入れる必要がないと考えている場合などは、4系である必要が薄れますので、開発内容等を踏まえて開発会社によっては2.17を提案される事もあるのではないでしょうか。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事が、少しでもEC-CUBEのバージョン選びの参考になったら幸いです。2系は一度サポート期限が設けられ、移行を推奨された事もありました。ですが、利用中のECカートを容易に移行する事が難しいこと、また根強いユーザーの支持があったために、EC-CUBE2.17がリリースされ、サポート期限も無期限延長されています。4系に集約した方がスマートなのかもしれませんが、これらの対応には、発展を支えてくれているユーザーに応えた有志の開発者および運営元であるイーシーキューブの皆様の心意気を感じます。発展を遂げていくEC-CUBEに、これからもインテグレートパートナーとして期待していますし、私たちが少しでもその発展に力添えが出来ればと思います。来年もぜひよろしくお願いします。

ライタープロフィール

ボクブロック 広報担当
EC-CUBEプラチナパートナーのボクブロック。
EC-CUBEを利用したサイト構築をメインに保守や集客支援、企画、コンサルティングなど幅広く、また長期的にお客様のECパートナーとしてご一緒しております。

EC-CUBEカスタマイズのプロフェッショナル【EC救部隊】も絶賛稼働中。
http://ec-99.com/