こんにちは
EC-CUBEプラチナパートナーの株式会社アイディーエスなかむらです。
2020年に発生した新型コロナウイルスは、世界の経済活動に大きな影響をもたらしました。
特に飲食店をはじめとした、3密を作る可能性のある実店舗は軒並み営業自粛を余儀なくされ、
従来からの営業の基本は対面でといった概念もリモートで実施するなどの流れにシフトすることになりました。
そのような中、ECサイト市場というものが再度注目され、新規参入する企業も増えてきています。
今回、ECサイトに新規で参入した方に向けた、「ECサイトにおける集客」について是非抑えておいていただきたい事項を前編・後編に渡り、ご紹介していきたいと思います。
新規の方以外で、ECサイトを運営されている方も競合が増えることを踏まえ、ご参考いただければと思います。
プロモーションの必要性
ECも店舗同様に、構築しただけではお客様に来店してもらえません。
来店してもらうには、プロモーションが必要です。
プロモーションで最も効果的なものは、もちろん“広告”です。
集客を求めるのであれば、広告を実施することが一番効果を期待できますが、新規立ち上げ時に潤沢な費用が捻出できることは稀です。
大抵の場合、予算内で行うこととなり、少額用意できたとしても中途半端で終わってしまうことが一般的です。
そのような時、救世主となり得るものが「SEO」です。
ITやWEBに知見が薄い方も名前くらい聞いたことがあると思います。
何故、「SEO」が持てはやされるのかと言いますと、【SEO=お金が掛からない】と言われているからです。(※正しくはない)
確かに広告と比較すると、自分(自社)で実践した場合、外注費が発生しないことが、その所以です。
そんなお金が掛からないSEO、言葉先行でその実しっかりと理解できていない方も多いのでは。
そこで、SEOを行ううえで、最低限抑えておきたいポイントをご紹介したいと思います。
ポイントをしっかり押さえて、お金が掛からない集客対策をさっそく実行しましょう。
最低限のポイント
最低限抑えておきたいポイントは、以下の18項目です。
- キーワード選定
- 文章内のキーワードバランス
- 文章内の共起語
- Hタグ(見出しタグ)設定
- 画像のaltタグ設定
- 個別記事のtitleタグ、メタキーワード、メタディスクリプション設定
- カテゴリーのtitle タグ、メタキーワード、メタディスクリプション設定
- トップページのtitleタグ、メタキーワード、メタディスクリプション設定
- 内部リンク設定
- 外部リンク設定
- SSL化
- ドメイン正規化
- 更新毎のサイトマップ送信
- モバイルフレンドリー
- サイト表示速度
- 低品質記事削除
- 一点集中の導線作り
- canonicalタグ設定
前編では、1~5までの上記チェックポイントの詳細を解説していきます。
【1:キーワード選定】
キーワード選定します。
キーワード選定の流れは以下の通りです。
(1)「キーワードサジェストツール」を使って、複合キーワードを抽出。
(2)抽出した複合キーワードの中から、書きたいキーワード(テーマ)を決め、「Googleキーワードプランナー」で検索ボリュームを調査。
※検索ボリュームは調べましょう。調べないと仮にそのキーワードで上位表示しても誰も検索してくれないため、アクセスや売上が増えません。
(3)検索ボリュームのあるキーワードが見つけたら、そのキーワードをなるべく左寄せで含めたタイトルを作り、そのタイトルに沿った記事を作成。
※記事はなるべく「1記事1キーワード」で作ります。
1記事で複数のキーワードを詰め込み過ぎると、検索順位の低下やGoogle のペナルティに引っかかりやすくなるなど、マイナス評価を受けるリスクがあるので注意です。
※キーワードを選ぶ際は、実際にそのキーワードをGoogle 検索し、そのキーワードで上位表示しているサイトをチェックします。
「どんな内容の記事を書いているか?」「文字数はどれくらいか?」「どんな画像を使っているか?」「どのようなサイト運営方法を採用しているか?」などはチェックしましょう。
※Google search consoleの検索クエリを記事化する方法がおすすめです。
検索クエリを網羅しているサイトはユーザーのニーズを網羅していることになるのでSEO的にも良い評価を受けやすいです。
※「個別記事ではスモール~ミドルキーワード(複合キーワード)」「カテゴリーではミドルキーワード~ビッグキーワード」「トップページでは指名検索キーワード(会社名)」を狙いましょう。
現在のSEOはE-A-T(専門性-権威性-信頼性)を重視する傾向があり、会社名での検索数はE-A-Tの向上に欠かせません。
そのためトップページに指名検索キーワードを配置し、SNSや営業活動などを通して会社名での検索数を増やしましょう。
サイト全体のパワーが上がり上位表示しやすくなります。
【2:文章内のキーワードバランス】
文章内にキーワードを適度に含めます。
事前に上位表示させるキーワードの選定したうえで、記事内にキーワードを適度に自然に含めるようにします。
【3:文章内の共起語】
文章内に共起語を含めます。
例えば、ユーザーが「EC CUBE」というキーワードを検索する際に「EC CUBE」というキーワードと併せて連想するキーワード(プラグイン、インストール、管理、方法、画面、設定、テンプレート、登録、商品、開発、ファイル、ページ、app、エラー、場合、追加、カスタマイズ、キャッシュ、IT、利用、変更、作成など)のことを共起語と言います。
共起語を多く含む記事は
読み手の潜在的ニーズを刺激しやすい
↓
読み手が興味を持ってあなたの記事を読んでくれるようになる
↓
読み手の滞在時間上昇、セッション数増加、直帰率下落に繋がる
↓
検索順位上昇、アクセス数増加、売上増加に繋がる
という最適なマーケティングの流れを作れます。
【4:Hタグ(見出しタグ)設定】
Hタグ(見出しタグ)を正しく設定します。
Hタグは数字を飛ばさないことが基本です。
「H2⇒H3⇒H2」という順番で使っていれば問題ありませんが「H2⇒H4⇒H2」のように数字を飛ばすのは避けます。
Hタグの構造が雑だとGoogle のクローラーがあなたのサイトを正しく巡回できず、検索順位に悪影響を及ぼします。
※Hタグには意識的にキーワードをなるべく左寄せで含めるようにします。
キーワードを含んだ見出しにはH2タグを使用し、キーワードを含まない見出しにはH3タグを使用します。
【5:画像のaltタグ設定】
画像のaltタグを正しく設定します。
画像にもSEO対策は必要です。その際に重要になるのがaltタグです。
altタグにはキーワードを必ず含めるようにします。
※記事作成する際の画像の選び方ですが、記事のキーワード(=テーマ)に沿った最適な画像を選ぶようにしましょう。
記事のキーワード(=テーマ)とは関係のない画像を選んでしまうと、読み手があなたの記事に違和感を覚え、あなたのサイトから離脱してしまいます。
さて、
前編では、最低限抑えておきたいポイント1~5をご紹介しました。
是非、皆さまもご自分のサイトを確認いただき、上記ポイント目線でチェックしてみてください。
残りの6~18については”後編”にてご紹介させていただきたいと思います。
引き続き、宜しくお願いします。
ライタープロフィール

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EC-CUBEプラチナパートナーのアイディーエスは、100名規模のSIerで、オープン系Webシステムの請負開発を中心に、プロフェッショナルサービスとしてB2B ECシステムのパッケージ開発並びに導入支援、安心してシステムを使うための運用保守サービス、安価で手軽に開始できるオープンソースマネージドサービスの提供を行っています。
・サービスサイト https://ec-cuber.jp/
・お問い合わせ TEL:03-6386-3652/MAIL:sales_ec@ids.co.jp
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