RWD(レスポンシブウェブデザイン)ってWEBデザインの話をすると必ず出てきますよね。
ちょっと前からマテリアルデザインなんて言葉もでてきてWEB界隈をにぎわせています。
さて、そのRWDですが、いったいどんなものなのでしょうか。
「PCサイトとスマホ(以下、SP)サイト、一つのソースで両方とも一緒のデザインにできるんでしょ?」という認識だけ採用すると、
あとで痛い目を見てしまうかもしれません!
ここで、一度おさらいしてみましょう。
RWDとは?
レスポンシブWebデザイン(RWD)とは、Webサイトの外観を、それを見るために利用しているデバイスの画面サイズや向きに合わせて動的に変化させるWeb開発アプローチである。
RWDは、ごく小さなスマホから巨大なデスクトップモニターまで、顧客が利用する多数のデバイス向けにデザインする、という課題に対する方策の1つといえる。
参考:http://www.usability.gr.jp/alertbox/responsive-web-design-and-ux.html
RWDのメリット
RWD採用による最大のメリットは、もちろん前述の「1つのソースで、PCとSP、両サイトのデザインの統一性が取れる」こと!
ほかにも、最近話題となった「Googleがレスポンシブデザインを推奨する7つの理由」という記事にもメリットが挙げられています。
参考:http://notnil-creative.com/blog/archives/3595
RWDのメリットをまとめると以下のようになります。
- PC/SPのデザインの統一性が取れる=ブランドイメージの統一
- PC/SPが1ソースで管理できる=維持コストが安い
- Google公開のSEOガイドで推奨されている=SEO的にも安心
※2015年2月26日(米国時間)には、Googleから、スマホ対応の評価基準を検索ランキング要因に使用するとの発表も行われましたので、スマホ対応を急がれている事業者様も多いかと思います。
RWD採用による利点は十分に理解いただけたかと思います。
ECサイトとの相性を考えてみよう!
RWDのメリットを見て、「よしそれじゃ早速うちのサイトもRWDにしよう!」と、思った方!
ちょっとまってください!
一度立ち止まって、ECサイトとの相性を考えてみましょう!
RWDの採用は、場合によってRWDの制約が枷となってしまうことがあります!
たとえば・・・
- PCサイトはPC利用に、SPサイトはSP利用に、デザインをそれぞれ最適化したい場合
- PCとSPで想定している年齢層にバラつきがある場合
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などが考えられます。
それぞのケースについて考えていきましょう。
■PCサイトはPC利用に、SPサイトはSP利用に、デザインをそれぞれ最適化したい場合
RWDでは、基本的にPC/SPで同じパーツを配置を変えてつかいます。
本来メリットとなる使い方ですが、「最適化」と考えた場合、やっかいな仕様に感じてしまいます。
■PCとSPで想定している年齢層にバラつきがある場合
サイト解析の結果、
・PC利用者は男性が多く、SP利用者は女性が多い
・PC利用者は年齢層が高く、SP利用者は若年層が多い
という情報が出てきたので、PCとSPで別のアプローチをしたい。
そんなとき、RWDではそれぞれに対して、別のアプローチをすることが難しくなってきます。
もちろん、RWDを採用した上で、上記の想定に対応することも不可能ではありません。
ですが、実現しようとした際にRWDであるメリットをなくしてしまったり、
逆に煩わしいものに感じてしまうことも考えられます。
(多くの方がそうだと思いますが、)「こういうECサイトにしたい!」と強い想いがある場合、
流行りに乗るだけでなく、その想いを大切にすることもブランディングのひとつです。
その想いを実現するのに必要な技術・デザインをしっかり選んで、是非サイトに反映させてください!
現在、EC-CUBEをご利用中で、デザイン変更を考えている方や、これからEC-CUBEの利用を考えている方は、オーナーズストアを見てみてください*^^*
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