独ドメECサイトのweb広告まとめ ~新規集客編

[10,717 views]

独ドメECサイトを開設したら、まずたくさんの人に訪問してもらうことが大切ですね。今回は新規集客に効果的な広告をご紹介します。

 

新規集客はとても大切です

一般的に、ECサイトの成約率(CVR)は1~2%といわれています。100人のユーザーが訪問してくれても、成約に結び付くのはわずかに1~2名ということに!

顧客を継続的に増やすためにも、新規集客は常に行っておく必要があります。

 

独ドメECサイトの集客方法は4つある

独ドメECサイトは自由にサイトを設計できる一方で、集客も自力で行わなければなりません。モールの集客力を利用することができないからです。

主な集客方法は4つです。

①リスティング広告

②商品検索・比較サイト(CSE)

③バナー広告(DSP)

④SEO

このように書き出してみると、集客方法は意外と少ないことがわかります。上記4つの中で、今日からできる①②をご紹介します。

 

①リスティング広告

リスティング広告は「いま、商品を探している人」「いま、情報を求めている人」にアプローチできる集客方法です。

 

GoogleAdWords: 任意のキーワード(例:「ダウンコート」)で探している人にテキストでアピールできます。ユーザーがクリックし、あらかじめ設定したランディングページへ流入すると料金が発生します(クリック課金)

1ブログ

 

Yahooスポンサードサーチ:仕組みはGoogleAdWordsと同じです。同じキーワードでもGooleと表示の場所や出稿サイトに違いがありますね。

図2

 

GoogleAdWordsYahooスポンサードサーチともに、出稿に必要なものは・キーワード・説明文・ランディングページのURLの3つだけです。「キーワード」ごとにユーザーの興味を引く説明文を設定し、ランディング先のページで商品・サービスを検討してもらいます。

このキーワード&説明文とランディング先のページの内容がマッチしていると、サイトへ流入してから成約の間の離脱が減り、商品を購入してもらいやすくなります。

どちらも、クリック課金なのでローリスクで安心です。

 

同じ商品でも、Google、Yahooから流入するユーザーはペルソナに違いがあるようです。

あるECサイトでは、Google検索を利用するユーザーは「型番」や「ブランド名」など具体的なキーワードを入力してECサイトにたどり着くケースが多いのに対し、Yahoo検索を利用するユーザーは「スポーツ キャップ」などまだ具体的なブランド・商品を絞り込んでいない段階でECサイトに流入するケースが多いことがわかりました。

また、商材によってGoogleからの訪問者数が多かったり、あるいはYahooからの訪問者数の方が多い、ということもありますので、Google、Yahooのどちらにも出稿することをおすすめします。

 

Google AdWordsを始める方はこちらをチェック

Yahoo スポンサードサーチを始める方はこちらをチェック

 

「初めてリスティング広告を利用します」という方は同ブログ内の

「予算は1万円!はじめてのネットショップ、はじめてのリスティング広告 【第一回】~何はともあれキーワード編~」

 

をご参考ください!リスティング出稿の重要なポイントとなる「キーワード」の考え方や生成ツールを紹介されています。

実用的なポイントが嬉しいですね。一緒に第二回を待ちましょう。

 

②商品検索・比較サイト(CSE

商品検索・比較サイトは、複数のECサイトが商品を登録、掲載している広告媒体です。

ユーザーからすると、探しているもの(例:「ダウンコート」)に関連する複数の店舗の商品を一度に検索・比較検討できるので、とても便利なメディアとして多くの人が利用しています。

例えば、国内第一号の商品検索サイト「ショッピングサーチ.jp」は月間約500万人が利用し、ネットショップ約10,000店舗の商品が掲載されています。例えば「コート」からさらに「ダウン」と絞り込んで検索すると約12,000点もの商品がヒットし、ブランド名や素材などを選択してお気に入りの商品を見つけることができます。

図1

 

さて、商品検索・比較サイトをご紹介したのには理由があります。ずばり、

・ローリスクだから安心!

・運用の手間が少ないから簡単!

・集客に特化した広告だから効果的!

の3点です。

 

楽天やYahooショッピング、Amazonといったモール内での検索と似ていますが、独自ドメサイトへの流入を促す広告であること、在庫を商品検索・比較サイト用に用意しなくていいこと、決済が独ドメサイトで行えること。など大きな違いがあります。

商品検索サイト

モール

在庫情報

独ドメサイトの情報を使用する

モール店用に作成

決済

独ドメサイト内

モール内

効果測定

独ドメサイトで計測できる

モールの規約により制限されるケースが多い

費用

クリック課金型(送客数×クリック単価)アフィリエイト型(成果報酬)

出店費用、月額費用、売上手数料など

 

GoogleやYahooの検索結果画面に露出している商品検索・比較サイトもあります。

「ダウンコート」の通販   ショッピングサーチ.jp

「ダウンコート」の検索結果   Yahoo 検索

ライタープロフィール

辻 晶美
2012年よりコマースリンク株式会社にてweb広告、ソリューションサービスのセールスを担当。 現在はセミナーを通じてweb広告の最新情報やノウハウをECサイトに提供している。

このEC記事につけられたタグ