オムニチャネルって最近良く聞きませんか?
オムニチャネルが広まったのは、2011年アメリカの百貨店メイシーズの取り組みがきっかけです。最近では、その重要性が日本でも広まってきました。
例えば、セブン&アイグループは早い時期からオムニチャネルを掲げていますね。
参考URL:https://www.7andi.com/company/challenge/1214/1.html
ヨドバシカメラもオムニチャネル戦略として「ネットで注文・店舗で受け取り」サービスの取扱商品数を、2013年8月に30万アイテムから182万アイテムへ一気に拡大しました。
そのように日本でも確実に広まっているオムニチャネルについて、本記事では、ごく基本的なお話に絞ってお伝えさせて頂きます。
オムニチャネルの基本×EC
チャネルは「経路・手段」、オムニはラテン語で「すべて」という意味です。
つまり、オムニチャネルとは「お客様に関わるすべての経路・手段を融合させること」を指しています。
◯◯チャネルという言葉はオムニチャネルが流行するよりも昔からECに影響を及ぼしてきました。
マルチチャネルではバラバラだったチャネルが、クロスチャネルで関わりあってルート化し、そしてオムニチャネルでは単なる1ルートではなく、臨機応変にチャネル同士で相乗効果を生み出せるよう変化してきました。
この変化に乗らないわけにはいかないですね。
そしてもちろん、この流れに乗りたいのはEC上だけの話ではありません。
2014年現在、商取引全体に対するECの割合(EC化率)が3%と言われています。
アメリカではすでに7%に達し、EC化に乗り遅れたら、売上全体に影響が出るほどの割合となってきています。
日本でもEC化率は今後も進んでいくと考えられています。
そこでそれぞれのチャネルの強みを活かすオムニチャネルの重要性が叫ばれているのです。
また、オムニチャネルが浸透することで日本のEC化率がより進んでいくのでは?とも言われています。
オムニチャネルは大企業だけの話ではない
オムニチャネルは何もチャネルが豊富な大企業だけの話ではありません。
オムニチャネルは主に実店舗ありきの小売業の顧客接点チャネルに関連して使われますが、ECとも無関係ではありません。
EC以外のチャネルというと実店舗を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実店舗がなくても複数のチャネルを持つことは可能です。
例えば、SNSは比較的容易に始められる部類ではないでしょうか?SNSもお客様と関わるためのチャネルですね。
例えから見つめるオムニチャネルとEC
前述したSNSの運用いついて掘り下げてみますね。
- SNSそのものの効果
気軽にユーザーがSNSをフォローし、お店の情報を見てくれる。
- SNS→EC
SNSでECの商品を紹介。ECとリンクさせ、そのまま流入。
- SNS→店舗
SNSで店舗のセール情報等お紹介。
- 店舗・EC→SNS
入荷情報はSNSで確認できる、としフォローを促す。
ざっとSNS関連を挙げるだけでも、相互に関わりあえることがわかっていただけるかと思います。
今から始めるオムニチャネルの中のEC話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
オムニチャネルと聞くと、遠いイメージを持たれていた方もいらっしゃったかもしれませんが、意外と身近あ施策あらオムニチャネルは始められるものですよね。
ECのだけで完結するサービスはもったいないですね。チャネルを増やして、もっと幅広くいきましょう。
オムニチャネルを少しでも身近な話に感じていただけると幸いです。
ライタープロフィール
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株式会社アラタナ 取締役
山本 稔(やまもと みのる)
1978年(昭和53年)2月5日
2008年 リクルートにて営業に従事。
リクルート在籍時代には通期MVPを受賞するなど営業実績を残す
2010年 株式会社アラタナに入社。取締役就任。
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