今回は、ECサイトと他システム間で、データ連携を実施するケースについて
ニーズとメリット、デメリットについてご紹介します。
①システム間連携の背景
ECサイトのシステムを運用していくに当たり、
サイト規模が大きくなるとともに、情報管理コストも大きくなります。
・ECサイトを複数展開している
・在庫を一元管理したい
・実店舗とECサイトの顧客の傾向分析
等、集まる情報量と共に管理すべき情報は飛躍的に増大します。
そこで登場するのが、システム間連携で、
一元的に情報を管理するニーズが企業には発生し、
それをシステム間が接続、データをやりとりすることにより実現します。
②代表的な例
ECサイトのシステムと、販売物流関連を管理する基幹システムが
存在する場合の代表的なニーズとして
1.受注データ連携
ECサイトの受注データ→基幹システムへデータ登録
実店舗や他ECサイトでの受注情報の統合管理
2.商品データ連携
基幹システムのマスタデータ ←→ ECサイトへ同期
基幹システムの在庫情報 ←→ ECサイトの在庫情報の同期、引当等
等があります。
決して目新しいことではなく、常にシステムを管理する側として抱える課題の
解決手段としてシステム間連携はあります。
③メリット
・データの統合管理による情報の可視化
・管理者の運用作業効率の向上
・オペレーションミスによる誤登録等を削減
④デメリット
一方で、血の通ったシステムにカスタマイズしていくことによる
デメリットも上げられます。
・連携システムの仕様を考慮したシステム改修の必要性
・基幹システムの稼働条件にECサイトが影響
現在では
デメリットをできるだけ抑えた形のデータ連携サービス等も多数展開されています。
システムを一度作ったら10年は大丈夫!
ということは、なかなか販売を担うECサイトではまいりません。
ECサイトは経営戦略に則った、スピーディな変化が求められます。
システム間連携は手段こそ時代により変化しますが、
企業成長の足かせにならないカスタマイズや、ツール導入の検討し、
効率化、可視化により、経営戦略を加速させるものである必要があります。
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