ネットショップにおける管理・運営の効率を上げることは、売上への行動量を上げることにつながります。
EC-CUBEの管理画面についても、機能改善によって作業効率を上げ、運営の手間を少なくすることが可能です。
今回は、運営の効率をあげるEC-CUBEのカスタマイズ機能についてお話したいと思います。
会員情報CSVアップロード(権限付き)機能で運営効率UP
CSVデータを使用して、会員の新規登録・更新ができる機能で、沢山の会員情報を手動で登録する必要がある場合、フォーマットに沿ったCSVデータを作成することで、一括登録(もしくは一括更新)が可能となります。
他のASPシステムからECサイトのデータを移行する際に最適です。
注意点としては、CSVでの新規顧客情報登録は暗号化の方式によってパスワードの保存方法に確認が必要になるので、パートナー会社に依頼する場合はよく確認して下さい。
送料区分設定機能で運営効率UP
あらかじめ、配送業者毎に送料区分と都道府県で送料設定を行い、商品毎に作成した送料区分を割り当てる事ができる機能です。
送料区分・配送業者はそれぞれ管理画面で設定が可能です。
お届け先の都道府県ごとに送料が一定でない場合に設定します。
活用イメージはこんな感じでしょうか。
・商品の重量によって送料が異なる場合
・商品の大きさ(サイズ)によって送料が異なる場合
オリジナルCSV作成で運営効率UP
外部システムの形式に合わせて出力CSVデータを調整しデータの連動が可能となります。
活用イメージとしては、発送業務(ピッキング~配送等)を外部委託している場合等、委託先のシステムにCSVデータをインポートさせる事で円滑な発送指示が可能となります。
その他、経理システムや顧客の一元管理システムとのデータ連動が可能となります。
サーバー間での通信処理を構築する事で全自動化する等といったアレンジが可能です。
活用イメージはこんな感じでしょうか。
・1時間毎に自動的にCSVアップロードを行う
・毎日9時と17時の2回、定期的なCSVアップロードを行う等
メーカー直送対応カスタマイズで運営効率UP
複雑な受注管理の運営を効率化する便利な機能がこちら「メーカー直送対応カスタマイズ」です。
商品毎に配送元と配送料金を設定し、異なる配送元の商品がカートにある場合は購入フローに入れなくする制御を加える機能です。
産地直送品など扱われるギフトショップ等で配送料の計算に悩まされることがなくなります。
ECサイトの購入者にとっても分りやすく送料の提示が出来るようになります。
この機能、マッチするECサイトは大変喜ばれる運営効率UP機能になるのではないでしょうか。
全国各地からセレクトしているECサイトなどにおすすめです。
商品の在庫切れをメールで自動通知する機能で運営効率UP
商品の在庫が「0」または設定した在庫数になると、管理者にメールでその商品の残りの在庫数をメールでお知らせする機能です。
人気商品が品切れになる前に在庫調達を行え、売上のチャンスロスを減らすことが可能となります。
仕入れと商品登録の流れが効率UP。
これ、とても便利です。
運営の効率をあげるEC-CUBEカスタマイズ機能まとめ
今回ご紹介した機能はどれも運営の効率を上げるための機能になります。
オープンソースであるEC-CUBEをご利用のみなさまの多くはEC-CUBE構築パートナー企業と構築しているか、個人で構築しているかかとおもいます。
日本国内のeコマース市場は年々成長をとげていますが、ネットショップ事業担当者の負担は多い現状にあります。
テクノロジーや機能改善で運営をスムーズに効率化をすすめ、使うべき仕事に時間を使えるような機能改善を検討してみてください。
運営の効率化についても、オープンソースEC-CUBEとつきあうのが上手なサービスパートナー選びが重要です。
気軽に相談できる会社とお付き合いして下さいね
EC-CUBEECサイト構築サービス
http://www.cagolab.jp/
ライタープロフィール
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株式会社アラタナ 取締役
山本 稔(やまもと みのる)
1978年(昭和53年)2月5日
2008年 リクルートにて営業に従事。
リクルート在籍時代には通期MVPを受賞するなど営業実績を残す
2010年 株式会社アラタナに入社。取締役就任。
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